ホクロを取るには以下の4つの方法から、ホクロの大きさ、メラニン色素の量・盛り上がりの程度によって、方法を選択します。
(1)CO2レーザー |
3〜5mm以下の平らなホクロに適しています。しかし、3〜5mm以下の平らなホクロでも、メラニン色素が深くまである場合は、1回の手術ではメラニン色素が残存する場合があります。あまり奥深くまで焼いていきますとメラニン色素は取れても治った時に陥凹してしまうことがありますので、何回かに分けて行なうことがあります。 |
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(2)Qスウィッチ
Yagレーザー |
メラニン色素に反応するレーザーですので、傷はつきませんが、数回にわたって照射する必要があります。
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(3)切り取り手術 |
あまり大きなホクロは切り取って、一直線に縫った方がきれいに治ります。
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(4)くりぬき法 |
この方法は、3mm以下のホクロに適しています。これは深くまでくりぬいてしまいますので、メラニン色素が残ることはありません。特殊なメスできれいにくりぬいてしまいますと穴は周囲から縮んで、きれいに治ってしまいます。縫合はしません。 |
- QスウィッチYagレーザー以外のいずれの方法も術後、約1週間は傷に軟膏を塗布し、上からシート状のものを貼っていただきます
- CO2レーザーで焼き取ったり、くりぬき法を行なった後は、上皮が欠損した状態ですので、新しい上皮がはるまで、約1週間は傷に軟膏を塗布し、上からシート状のものを貼っていただきます。上皮がはった後も、赤みがしばらく残ります。にきびの痕のような赤みがしばらく続きます。
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